最適化弊害

 人間毎日毎日繰り返していることは体が勝手に出来るようになって速度も上がっていくもんです。歯を磨くときとかボタン止めるときにいい大人がやり方を考えながら手の力を微妙にフィードバックしているような人はいないでしょう。たぶん。
 今うちの会社には入退場管理の一貫でドアがオートロック+ICカードキーになっているんですよ。出るときは自動、入るときは社員証にもなっているICカードを端末にかざすと鍵が開く仕組み。なので社員証を机の上に忘れてトイレに行くと戻ってこれません。というのはおいといて。
 毎日毎日繰り返すもんだからそりゃもう慣れる。ここ一ヶ月の私と来たら、カードを端末にかざしてから鍵が開くまでのわずかな時間にドアノブを回せるようになってしまって、ドアが開かないという自体もしばしばありました。
 そこへきて今日唐突な、ではなく予告されていた仕様変更。ドアの位置が20メートルほど移動しました。それはまぁいい。ただ場所が変わっただけだから。問題は、今まで押して入っていたドアを引いて入るように変更されてしまったこと。今日すでに何度か通過しましたが、ほぼ確実に押してしまってなんとも気まずい思いをしてしまいました。一応、このドアを引いて入ると言うことは頭で十分理解しているつもりですが、長年(一年半ぐらい)刷り込まれた流れるような動作はすぐには変えられない。早くこの違和感を解消しないと無駄に気疲れしてしまいそうです。

 やれやれだぜ・・・・