Thunderbird3.0 - 虚飾の王

ついにThunderbird3.0の正式版が出たよ。一週間ぐらいRC2を使っていた私が思ったことを書いておくよ。バージョンアップ時の参考にするといいよ。

タブ機能の追加

メールリストをダブルクリックすると今まではウィンドウが出ていたのが、タブに表示されるようになりました。
今回追加された新しい検索機能による検索結果もタブに表示されます。でもそれ以外のものはタブに表示されません。メッセージ編集ウィンドウとか、旧検索ウィンドウ、お前らのことだよ！！
開いたタブは(検索結果以外)thunderbirdを再起動しても残っているので、作業の途中で終了してもすぐ復帰できるのはとてもよいね。

検索機能の強化

メッセージをインデックス付けして検索する新しい検索機能が追加されました。ツールバーの検索欄を「すべてのメッセージを検索」状態にして入力すると起動します。
全文検索がかなり高速に実行できはしますが、ウェブの検索エンジンみたいに爆速でもない（たまに超早いんだけどディスクキャッシュのせいかな？）。UIの使い勝手も今ひとつ。
複数キーワードで絞り込みたいときは検索欄に複数のキーワードを入れればいいわけですが、区切りが半角スペースじゃないといけないので日本人としては使いにくい面があり・・・これはそのうち解決されるかな？
検索するときの日付による絞込み方法も最初は気づかないかも。右上の棒グラフをクリックすると時系列に何件あるかというグラフが表示されるので、それを適当に操作すると良いでしょう。
一度に表示される件数が少ないのはちょっと痛い。どこで件数設定するんだろう。結果が「この結果の一覧を開く」状態で表示されるのが一番いいんだけど。
あと、折角のインデックスが従来の検索（Ctrl+Shift+F)に対応していないので、こちらは高速化されないのが残念。しかもタブに表示されるわけでもない。この機能は使うなってことだろうな、たぶん。まぁ実際使わないけど。
一方、フォルダ内のメールを絞り込んで表示するには、検索欄を「すべてのメッセージを検索」以外にするとよい。一々変更するのが面倒なんだけど・・・これも拡張でなんとかするしかないのか？

スマートフォルダ追加

フォルダペインの表示方法をいくつか切り替えられるようになりました。旧仕様とか、新着あるフォルダだけとか、お気に入り指定のフォルダだけ、とか。そのなかにスマートフォルダというのがあって、これはアカウントごとに合ったゴミ箱とかの特殊フォルダが一箇所に統合されただけ。気に入ったものを選んで使うと良いです。普通の旧仕様フォルダリストが一番使い勝手がいいような気が・・・いや、なんでもない。

プレビューウィンドウのヘッダバー更新

返信とかのボタンがツールバーからメッセージのヘッダ部分に移動。
初期状態では「アイコンとテキストを表示」になっていて非常にわずらわしいので、とっとと右クリックして「アイコンのみを表示」にでもしてください。

拡張/テーマ

現状壊滅状態。もうチョイ待ったほうがいいよね。

その他・・・

メールヘッダ部にコッソリ存在する「その他の操作」の「スレッドをタブで開く」機能がちょっといいかも。
他には、地味にuserChrome.cssあたりで画像を設定するときにローカルのファイルを指定できるようになった気がする。大昔に設定して反映されなかったけどまあいいやと放置していた画像がいまさら表示されて驚いた。

とりあえず一週間使ってみた感想はこんなもん。